【MARVEL】映画『アイアンマン』あらすじと感想【MCU】

・・・観ました。

映画レビュー(ネタバレあり)です。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の1作品名は『アイアンマン』

DCエクステンティッド・ユニバースと比較され、どちらも愛されているアメコミ映画のマーベル・シネマティック・ユニバースを全作品、順番に観ようと思い立ちました。

その1発目です。

簡単なあらすじ

軍事企業「スターク・インダストリーズ」の若きCEOである主人公のトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)がアフガニスタンを訪問するも、武装勢力に拉致されてしまいます。そこには自社の武器が所狭しと並んでいる。

密かに「アーク・リアクター」を開発し「パワード・スーツ(マーク1)」を作って逃走。

アメリカに帰還するや否や武器の製造をやめると発表し、トニーは武器で危険にさらされている人を守るべくアイアンマンとして立ち上がる。

オープニングの映像と言うのは映画を観る上で結構気になるところ。オープニング曲はAC/DCの「Shoot To Thrill」だ。ギターリフとハイトーンボーカルが映画の冒頭を引き立てる。映像と相まってかっこよろしい。

トニー・スタークは天才発明家であり、聡明さもあり、若きCEOで金もあり、そしてチャラい雰囲気を醸し出している。なんだこいつはという印象を受けた。子供達の想像する、所謂、ヒーローではないだろうと。

そこで感じるのよ、アメコミヒーローを観てるんじゃねぇなということに。トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrという人間に魅力を感じていることに。

この映画は政治的な事や、戦争や紛争などの社会問題へのメッセージが感じられる。(そんなガッツリちゃうで。)

大人も楽しめるエンタメであり、それは綿密に描かれた脚本だからだろう。全体を通して感じる事なのだが、ポップな楽しさとシリアスさが絶妙。そしてテンポが良いので最後まで飽きる事が無かった。ふつーに楽しい。

また、主人公とヒロインの絶妙な距離感が良い。設定では社長と秘書みたいな感じなのだが、言葉のやり取りから信頼関係がすごく感じられる。

最後の戦闘シーンはマーベル節が全開だ。市民を巻き込む、スピード感あふれる市街地での戦闘！交錯する想い。そして・・・めっちゃ喋りながら戦闘するやん(笑)

やはり洋画の戦闘は派手で素敵よ、何だかんだ言うても。

最後のトニー・スタークによるセリフ「アイアンマンは、ゴールドとチタンの合金であり、アイアン(鉄)ではない。」このさり気ないコメディ要素も良かった。

エンディング曲はもちろんブラック・ザバスの「Iron man」だ。この映画にバッチリと合っていて大満足だった。

完成した試作機で大空に飛び出すシーンからの空中飛行タイムは、ワクワクします。「Records are made be broken!（記録は破るためにあるんだ。）」は名言。

トニー・スタークがペッパーに「自分が武器を作っている時はそばにいて、破壊兵器で苦しむ人を守ろうとすると離れる。」と言う。アフガニスタンから生き返り、自分の使命を自覚し、完璧な(？)ヒーローになるシーン。

トニー・スタークのセリフ「契約書にサインしたり、セレモニーに参加していた時には気づけなかった。」これは今の時代でも世界中で戦争や紛争が残っている中での社会的なメッセージに感じられる。

ペッパーがトニー・スタークに言う。「私にはあなたしかいない。」気持ちが通じ、社長の指示に従い会社をハッキングする。ここで拉致をさせたのもNo.2の指示だったと気づいたのだ。ペッパーを間に挟み二人の想いが描かれているシーン。

MARVELヒーロー最高じゃねぇか。単純明快であり、大人のエンタメとしても楽しめる。物語のスピード感がアイアンマンの飛行シーンの如く爽快な映画だった。

是非とも印象的なシーンを参考に観て下さい。2作品目も楽しみだ。

バーイ！

ジェフ・ブリッジスソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2015-08-28

次回作『インクレディブル・ハルク』のレビューは下記より